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おへその中にはなにがある♪

5月末生まれの、メス子牛。

ちょっと、でべそちゃんかな?とは思っていた。
牛舎を替わり、ほかの子牛が外を遊びまわる中、一人親のところから出てこない。
熱なし、下痢なし。すこし体表面がつめたいかな?とは思ったけど。
あまりに活力がないな・と思ったある日、獣医先生を呼んでみた。

「臍帯炎か?とにかくシコリが・・・」
しばらく抗生物質で、様子を見ることに。
次の診療で、少し小さくなったような気がするので、次回検査をすることにして、抗生物質投与を続けることに。
エコーを持ってきて、でべそを見てみる。でべそはすこし大きくぶよぶよしてきているような?先生は、臍帯遺残を疑っている。
小さい部屋と内容物。炎症はある。流動している何かは、膿とは違うような?
でべそのなかに、針を刺して内容物を取る。血膿がでて、これがとても臭い。
その次の日の朝。
「昨日もって帰った物を検査して、アンモニアが出たので手術がしたい」
一も二もなく、承諾して、昼から来てもらうことになった。
子牛は、親から離し、家の前の牛舎につれてくる。幸い、前日掃除したばかりで手術向きだ。
先生は、3人こられ、麻酔して、足を縛って真上を向かせて保定して、手術開始。
まずは、様子を見るために、でべその足元にメスを入れる。
腸が出てきて、追っていくと、でべその中に入っている。
「臍帯遺残でなくて、陥頓ヘルニアだ」
術式変更。
腸を一度切り取って、つなげなおす。
筒と筒を、向きを間違えず、一針一針縫う作業は、根気と時間が要る。
皆で、息を詰めて見守っている。
つなげ終わり、つぎは、へその除去作業。
これは意外と、ざっくりとすすめられたが、一箇所、切った時に膿がのぞいてきたので、術野を汚染しないように、慎重になる。
きれいに、切り取った後は縫うのだが、これが意外に広い範囲となった。
縦に20cm、臍のところが8cmほど横に切れている。
臍の分、皮もない。
重力の関係で、一番負荷のかかるところである。先生は、慎重に、丈夫な縫い方をした上に補強の糸も縫ってくれていた。
術式終わり。二時間の大手術だった。
まわりは、抗生物質入りの生理食塩水で術野や腸を何度も洗ったので、びしょびしょ。
先生も、保定と明かり持ちを手伝った私と主人も、しゃがんだままだったので足がしびれている。
切り取ったへそを、改めて切り裂いてみる。
臍の緒だった穴の中に、腸が入り込み、炎症を起こし癒着して、穴が開いていた。
それとは別に、小さい部屋が出来て膿が溜まっていた。こっちに針を刺して検査したようだ。
いずれにしろ、早い時期の手術が必要だった様だ。
手術から2日。
まだ絶食中だが、熱も出ず、哺乳瓶で経口保液をしっかり飲んでくれる。
今のところは経過良好。
がんばれ子牛。こっちも全力で、治る手伝いをするよ

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コメント

赤ちゃん牛とはいえ 大きいので大変ですね。
生きているといろいろな出来事がす。
なにはともあれ無事で何よりです。

最初題名見た時は
ボク達のオヘソ。ゴマ?
歌を思い出していました。
何か微笑ましい様な・・・。
大事件だったんですね。
汗だくで格闘 お疲れ様でした。
早く良くなりますように。

いろいろな出来事がす・・・って
暑さのせい??
┐(´д`)┌ヤレヤレ
適当に考えて下さい。
おまかせで・・・。

子牛の手術が無事に終わって良かったですね。
獣医さんがいない地域だと手遅れになることが多かったのではと思います。
地球上で生きるすべてのものが、奇跡の上に成り立っていると思うことがありますが、
それも当然(自然なこと)の事と認識してる自分がいるんですよね。

おかしいなって、まず、アールグレイさんが気付いたことが
手術に結び付いたんですね。
しゃべれるわけじゃないから、こっちがちゃんとみていて
あげないと命に関わることもありますね。
獣医さん達も、ご主人とアールグレイさんもお疲れ様でした。
このまま、快方に向かってくれますように。

>よんさん
 内容が、あまりにあまりだったので、ちょいと一息っぽく
 一番大変なのは子牛。
 それから先生。
 私の手間は、今からかなー。
 回復してくれれば、いい経験になります。


>ハリーおじさん
 獣医さんもですが、人間の医者様も、車で一時間かかります。
 せめて、医学の知識と応急手当は身を守るすべです。
 あとは、思い切りでしょうかね。


>ゆりあさん
 これでも、ちょっと発見が遅かったなぁと、反省しているところです。
 それこそ、しゃべれるわけではないですからね。
 あとは、出来るかぎりの手当てです。

お疲れの出ませんように・・・

たいへんでしたね。
子牛ちゃんはもとより、
ご家族の皆さまもご心痛でしたでしょう。

いい方向へ向かわれることを
お祈りいたします。

なにはともあれ、
良かったですね。お疲れ様でした。


仔牛ちゃん、
頑張って」、一日も早く元気になってほしいです。
陥頓、痛くはなかったのかしら?


アールグレイさんも皆さんも
本当にお疲れ様でした(^^)

何かと飼育には世話がかかるようですね。

>能活マンさん
 数が増えると、やっぱり手間は増えますね。
 それでも飼うのですよ
 

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