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2011年5月23日 (月)

切迫

事の発端は、1月初め。

正月に子牛を産んだものの、子牛の下痢の治りが悪く、人工哺乳で育てることに。
親牛の方は、産んでから体を休める期間が短いものの、次のお産の牛を入れるための牛房がないことから、早めに牛群に戻した、その日のこと。

夕方、餌を入れに行くと、群れと離れたところで立ちすくんでいる、その牛。
見れば、追われて逃げた先が、雪にうもれて見えなくなった柵の間、単管の幅しか無いその隙間に足を突っ込み動けなくなっていました。足を引き抜こうとして、大きい裂傷を作っていました。
急ぎ、空いた牛房に入れて、獣医さんに電話。さすがに、休日で日がくれ、吹雪いてもいたので、薬の指示だけ頂いて、診療は次の日に。

その時はひどい裂傷だけの傷かと思っていたので治るまで治療をしようと思っていました。
しかし、連日抗生物質投与するも、化膿が止まらず。
ケガから一月程して、蹄が片方脱落。(人間で言うと、中指が腐り落ちたというところ。)

ここでようやく方針を変え、抗生物質の出荷限が切れてから、切迫屠畜をしよう・と。
(もし、もう片方の蹄も腐ったら、安楽死も考えていました)
その間も、包帯を取り替えながら治療は続けました。

そして、獣医さんと相談の上、今日、その牛を切迫に連れていきました。
病畜をつれていくのは初めてで、手続きの一つ一つが勉強でした。
そして、最後。その牛の最期の瞬間にも、立ち会うことが出来ました。
大事なものを見せていただきました。


怪我させたところから始まった、この牛にさせてもらった経験は、次の牛を活かすものにするのです。


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